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サルマ・ヘンリー

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サルマ・ヘンリーはウマノスズクサ科サルマ属の多年草である。
サルマ属はカンアオイ属の近縁種で1属1種である。
中国の中南部に分布し、標高600メートルから1000メートルくらいの林の中や土手などに生える。
分布域は甘粛省、貴州省、湖北省、江西省、陝西省、四川省などである。
日本での流通名は高脚細辛(タカアシサイシン)である。
中国名の馬蹄香(バテイコウ)で表示するものもある。
オナガギフチョウの食草として知られる。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉や茎には細い毛がたくさん生えていてざらつく。
葉は心形で、向かい合って生える(対生)。
長さと幅は5センチから15センチくらいである。
葉の柄の長さは3センチから12センチくらいである。
開花時期は4月から7月である。
明瞭な特徴は、3枚の黄色い花被片をもつことである。
花径は20ミリから35ミリくらいである。
萼片は3枚である。
雄しべは12本あり、葯は内向きに裂けて開く。
雌しべは6本あり、つけ根の部分は合着している。
ウマノスズクサ科の中でも原始的な植物だという。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Saruma henryi

★特別に変わったように見えないが
 原始の花さサルマ・ヘンリー
サルマ・ヘンリー_e0126318_6355687.jpg

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花図鑑
by ryudesuyo4 | 2010-06-18 06:36 | ウマノスズクサ科
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