人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< ハマエンツス・アマリロイデス ブルボフィルム・バルビゲルム >>

小彼岸花(コヒガンバナ)

小彼岸花(コヒガンバナ)_e0126318_6415867.jpg

小彼岸花(コヒガンバナ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
原産地は中国で、揚子江の流域を中心に分布する。
分類上は彼岸花(ヒガンバナ)の変種とされている。
彼岸花(ヒガンバナ)の原産地も中国だが、古い時代に日本にも帰化していて、人里に近い川岸や田の縁などに生える。
本種がこれに比べて小さいのかというと、見掛け上の違いはほとんどない。
違いは細胞の染色体数にある。
本種は2倍体だが、彼岸花(ヒガンバナ)は3倍体である。
2倍体には実ができるが、3倍体には実はできない。
したがって、分類上は本種が変種だが、本種から彼岸花(ヒガンバナ)が生まれたと推定されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
花の咲く時には葉はなく、花の後に線状の葉が出て、翌春に枯れる。
開花時期は9月である。
花茎の先に赤い花をつける。
花被片は6枚で強くそり返り、長い雄しべが目立つ。
鱗茎にリコリンというアルカロイドを含み、有毒植物である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lycoris radiata var. pumila

★命賭け思い伝えて小彼岸花は
 骸(むくろ)となるも心満ちたり
小彼岸花(コヒガンバナ)_e0126318_6422070.jpg

今日の花ドットコム
花図鑑
by ryudesuyo4 | 2010-09-26 06:42 | ヒガンバナ科
<< ハマエンツス・アマリロイデス ブルボフィルム・バルビゲルム >>