プランタゴ・サイリウムはオオバコ科オオバコ属の一年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアである。
和名を枝打ち大葉子(エダウチオオバコ)という。
草丈は50~70センチくらいである。
葉は線形で、放射状に数段つく。
開花時期は5~7月くらいである。
円筒形の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
種子や種皮が薬用や健康食品として利用される。
生薬名は望江南(ぼうこうなん)という。
属名の Plantago はラテン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の psyllium はギリシャ語の「psulla(ノミ)」に由来する「psullion(オオバコ)」からきている。種子が似ていることによる。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Plantago psyllium
★オオバコも所変われば品変わる
同じ仲間ととても思えず
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