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男鹿風露(オガフウロ)

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男鹿風露(オガフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
秋田県の男鹿半島の固有種である。
分類上は浜風露(ハマフウロ)の品種の1つとされている。
秋田県版レッドデータブックでは本種を含む浜風露(ハマフウロ)が絶滅危惧IB類とされている。
草丈は20センチから50センチくらいで、浜風露(ハマフウロ)よりも小さい。
葉は楕円形で手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月である。
茎が枝分れをして、その先に花径3センチくらいの5弁花を1輪ずつつける。
花の色は淡い紅紫色で、色の濃淡には幅がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の yesoense は「北海道の」という意味である。
変種名の pseudo-palustre は「偽の沼地生の」という意味である。
品種名の intermedium は「中くらいの大きさの」という意味である。
写真は7月に男鹿半島の入道崎で撮った。
学名:Geranium yesoense var. pseudo-palustre f. intermedium


★固有とははっきり言えぬ花だけど
 お国自慢もまた好きかなと
男鹿風露(オガフウロ)_e0126318_13423762.jpg

植物図鑑
花図鑑







by ryudesuyo4 | 2011-09-05 13:45 | フウロソウ科
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