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太平洋胡桃(タイヘイヨウクルミ)

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太平洋胡桃(タイヘイヨウクルミ)はマメ科タイヘイヨウクルミ属の常緑高木である。
マレー半島からマルキーズ諸島にかけて分布し、河川の近くやマングローブの湿地帯に生える。
また、プランテーションで栽培される。
英名はタヒチアン・チェストナッツ(Tahitian chestnut)である。
チェストナッツは「栗」のことである。
サモアやフィジーなどでは主要な食糧となっている。
熟す前の実を焼いて中味を食べるという。
もともとはポリネシア民族が航海中の食料とし、太平洋諸島一帯に広がった。
樹高は10~20メートルくらいである。
葉は長さ30センチくらいの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
花は白い5弁花である。
実は直径10センチくらいの卵形で、堅い莢の中に大きな種子がある。
属名の Inocarpus はギリシャ語の「inops(貧者の)+carpos(果実)」からきている。
種小名の fagifer は「ブナ属(Fagus)のような」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Inocarpus fagifer


★時として流れ着く実もあるという
 ポリネシアでは欠かせぬ食べ物
太平洋胡桃(タイヘイヨウクルミ)_e0126318_1125885.jpg

植物図鑑
花図鑑







by ryudesuyo4 | 2011-12-01 11:29 | マメ科
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