アベリア・フォレスティーはスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木である。
中国の雲南省、四川省、チベット、ベトナム北部に分布し、標高1500~3300メートルの山地の林の中や斜面に生える。
和名は西南衝羽根空木 (セイナンツクバネウツギ) という。
この場合の「西南」は中国の西南地区を意味する。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から9月である。
枝先に白ないしピンクの漏斗形の花をつける。
花冠の先は5つに裂ける。
萼片は5枚で赤い。
花冠の内側に黄色の模様が入る。
花の後にできる実は細長い紡錘形のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、萼片が残る。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の forrestii はイギリス人の植物学者「フォレスト (George Forrest, 1873-1932) さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Abelia forrestii
★チベットに咲くアベリアはピンク帯び
花の姿はどこか床しく
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