人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< デンドロビウム・イグジミウム 立ち仙人草(タチセンニンソウ) >>

無人仙人草(ムニンセンニンソウ)

無人仙人草(ムニンセンニンソウ)_e0126318_6304177.jpg

無人仙人草(ムニンセンニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
日本固有種である。
小笠原諸島の父島と母島にのみ分布し、林の縁などに生える。
「無人」は小笠原諸島を意味する。
現地名は毒蔓(ドクヅル)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)だが、葉の数は2、3枚である。
小葉の形は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
普通の仙人草(センニンソウ)よりも少し大きな白い花を咲かせる。
花径は3センチくらいである。
花弁状に見えるのは4枚の萼である。
花の後に、羽毛のあるそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Clematis terniflora var. boninensis

★滅ぶ日のいつか来ること悟りつつ
 大きな花をそっと広げて
無人仙人草(ムニンセンニンソウ)_e0126318_6305968.jpg

今日の花ドットコム
花図鑑
by ryudesuyo4 | 2010-08-16 06:31 | キンポウゲ科
<< デンドロビウム・イグジミウム 立ち仙人草(タチセンニンソウ) >>