横倉の木(ヨコグラノキ)はクロウメモドキ科ヨコグラノキ属の落葉高木である。 1属1種である。 ただし、クマヤナギ属に含める考え方もある。 和名の由来は、高知県の横倉山で最初に発見されたことからきている。 牧野富太郎博士によって発見され、命名された。 本州の宮城県・新潟県から九州にかけて点在し、石灰岩地帯などに生える。 海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。 樹高は5~10メートルくらいである。 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 片側に2枚ずつつくのが特徴である。 葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。 開花時期は6月である。 葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色の花をつける。 花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、橙色から暗い赤色に熟する。 属名の Berchemiella は「Berchemia(クマヤナギ属)」の縮小形で、フランス人の植物学者「ベルシェム(M. Berchem)さん」の名からきている。 種小名の berchemiifolia は「クマヤナギ属(Berchemia)のような葉の」という意味である。 写真は6月に小石川植物園で撮った。 実の写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。 学名:Berchemiella berchemiifolia ★ローカルな名前が醸す雰囲気に なぜか安らぐ横倉の木は 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo4
| 2011-06-12 12:13
| クロウメモドキ科
|
HP&Counter
カテゴリ
アオイ科 アカネ科 アブラナ科 アヤメ科 イワタバコ科 カヤツリグサ科 キク科 キツネノマゴ科 キョウチクトウ科 キンポウゲ科 クズウコン科 ゴマ科 サクラソウ科 サトイモ科 サボテン科 シソ科 シノブ科 シュウカイドウ科 スイレン科 スミレ科 ソテツ科 ツツジ科 トウダイグサ科 ナス科 バショウ科 バラ科 バンレイシ科 ヒガンバナ科 フトモモ科 ミカン科 ヤブコウジ科 ヤマモガシ科 ユキノシタ科 ユリ科 ラン科 ウマノスズクサ科 オオバコ科 ガガイモ科 キキョウ科 ケシ科 ゴマノハグサ科 ショウガ科 スベリヒユ科 セリ科 ツリフネソウ科 トケイソウ科 ハナシノブ科 フウロソウ科 マメ科 ミズキ科 ムラサキ科 モクセイ科 モクレン科 トチノキ科 ナデシコ科 クロウメモドキ科 ホルトノキ科 オシダ科 クマツヅラ科 リンドウ科 スイカズラ科 サガリバナ科 ノボタン科 イソマツ科 ノウゼンカズラ科 マツムシソウ科 クワ科 ブドウ科 ベンケイソウ科 アカバナ科 カエデ科 ビワモドキ科 ホシクサ科 クサトベラ科 ハスノハギリ科 リュウゼツラン科 オモダカ科 バショウ科 ツバキ科 カキノキ科 レースソウ科 ヤシ科 タコノキ科 イラクサ科 ツユクサ科 イネ科 ナンヨウスギ科 イワデンダ科 イノモトソウ科 マツバラン科 チャセンシダ科 オシダ科 マツ科 リュウゼツラン科 パンヤ科 クスノキ科 メギ科 サラセニア科 ハマウツボ科 キンバイザサ科 ツルキジノオ科 タデ科 ウラボシ科 カタバミ科 タヌキモ科 イソマツ科 キブシ科 ジンチョウゲ科 カバノキ科 ビャクダン科 ハナシノブ科 ゴマノハグサ科 ショウガ科 オトギリソウ科 以前の記事
2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 最新のトラックバック
検索
タグ
日本(145)
東南アジア(134) 中国(79) 南アメリカ(68) 北アメリカ(60) 中央アメリカ(37) 南アフリカ(33) 西ヨーロッパ(31) 南アジア(28) オセアニア(25) 東アジア(22) 西アジア(19) 南太平洋(18) アフリカ(18) 地中海沿岸(16) マダガスカル島(11) 東ヨーロッパ(10) ヒマラヤ(7) 熱帯アメリカ(3) 不明(2) その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||