紫釣鐘躑躅(ムラサキツリガネツツジ)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木である。 日本固有種である。 群馬県、神奈川県、静岡県に分布し、山地の林の中や岩場に生える。 丹沢、箱根、富士山麓など分布域は限定されるが、乱獲によって姿を消している。 別名を箱根釣鐘躑躅(ハコネツリガネツツジ)ともいう。 環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 樹高は1メートルくらいである。 葉は長さ2~4センチくらいの長い楕円形で、枝先にやや輪生状に互い違いに生える(互生)。 葉の表面には長い毛が密生している。 開花時期は5~6月である。 枝先に濃い紅紫色の花を4~5輪くらい束状にぶら下げる。 花は壺形で長さは15ミリくらいである。 花冠の先は浅く5つに裂ける。 萼片は5枚である。 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 属名の Menziesia はイギリス人の「メンジーズさん(A. Menzies)」の名にちなむ。バンクーバーへ旅行した際にこの植物の1種を持ち帰った。 種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。 変種名の purpurea は「紫色の」という意味である。 写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。 学名:Menziesia multiflora var. purpurea ★濃厚な紅紫の花の色 目にも鮮やか自然の力 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo4
| 2011-06-25 13:17
| ツツジ科
|
HP&Counter
カテゴリ
アオイ科 アカネ科 アブラナ科 アヤメ科 イワタバコ科 カヤツリグサ科 キク科 キツネノマゴ科 キョウチクトウ科 キンポウゲ科 クズウコン科 ゴマ科 サクラソウ科 サトイモ科 サボテン科 シソ科 シノブ科 シュウカイドウ科 スイレン科 スミレ科 ソテツ科 ツツジ科 トウダイグサ科 ナス科 バショウ科 バラ科 バンレイシ科 ヒガンバナ科 フトモモ科 ミカン科 ヤブコウジ科 ヤマモガシ科 ユキノシタ科 ユリ科 ラン科 ウマノスズクサ科 オオバコ科 ガガイモ科 キキョウ科 ケシ科 ゴマノハグサ科 ショウガ科 スベリヒユ科 セリ科 ツリフネソウ科 トケイソウ科 ハナシノブ科 フウロソウ科 マメ科 ミズキ科 ムラサキ科 モクセイ科 モクレン科 トチノキ科 ナデシコ科 クロウメモドキ科 ホルトノキ科 オシダ科 クマツヅラ科 リンドウ科 スイカズラ科 サガリバナ科 ノボタン科 イソマツ科 ノウゼンカズラ科 マツムシソウ科 クワ科 ブドウ科 ベンケイソウ科 アカバナ科 カエデ科 ビワモドキ科 ホシクサ科 クサトベラ科 ハスノハギリ科 リュウゼツラン科 オモダカ科 バショウ科 ツバキ科 カキノキ科 レースソウ科 ヤシ科 タコノキ科 イラクサ科 ツユクサ科 イネ科 ナンヨウスギ科 イワデンダ科 イノモトソウ科 マツバラン科 チャセンシダ科 オシダ科 マツ科 リュウゼツラン科 パンヤ科 クスノキ科 メギ科 サラセニア科 ハマウツボ科 キンバイザサ科 ツルキジノオ科 タデ科 ウラボシ科 カタバミ科 タヌキモ科 イソマツ科 キブシ科 ジンチョウゲ科 カバノキ科 ビャクダン科 ハナシノブ科 ゴマノハグサ科 ショウガ科 オトギリソウ科 以前の記事
2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 最新のトラックバック
検索
タグ
日本(145)
東南アジア(134) 中国(79) 南アメリカ(68) 北アメリカ(60) 中央アメリカ(37) 南アフリカ(33) 西ヨーロッパ(31) 南アジア(28) オセアニア(25) 東アジア(22) 西アジア(19) 南太平洋(18) アフリカ(18) 地中海沿岸(16) マダガスカル島(11) 東ヨーロッパ(10) ヒマラヤ(7) 熱帯アメリカ(3) 不明(2) その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||