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菊の葉葵(キクノハアオイ)

菊の葉葵(キクノハアオイ)_e0126318_1355474.jpg

菊の葉葵(キクノハアオイ)はアオイ科キクノハアオイ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
今では世界各地に帰化している。
日本へは大正時代に渡来し、本州の関東地方から沖縄にかけて帰化している。
輸入牧草に種が紛れてきたものと推定されている。
草丈は10~30センチくらいである。
茎は枝分かれをして横に広がり、上部が立ち上がる。
葉は卵形で手のひら状に5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、裂片の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は5~7月くらいである。
葉の脇に短い花茎を出し、花径1センチくらいの小さな橙色の5弁花を1つずつつける。
花の真ん中には赤くて先が裂けた雌しべがあり、その周りに黄色い雄しべがある。
花は朝のうちは閉じており、日中に開く。
花の後にできる実は扁平な分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Modiola はラテン語の「modiolus(蝸牛軸:車輪のハブ)」からきている。果実の形を表したものである。
種小名の caroliniana は「カロライナの」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Modiola caroliniana

★わからずに謎と記した花の名が
 わかる喜び湧くがごとくに
菊の葉葵(キクノハアオイ)_e0126318_1356531.jpg

植物図鑑
花図鑑




by ryudesuyo4 | 2011-07-09 13:56 | アオイ科
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