ロベリア・シフィリテカはキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、カナダからアメリカ合衆国にかけての湿地に生える。
英名はグレートロベリア(great lobelia)である。
草丈は60~90センチくらいである。
茎は角張っており、ところどころに白い乳液がつく。
葉は披針形で、2列になって互い違いに生える(互生)。
葉の長さは15センチくらい、幅は2~6センチくらいである。
葉に柄はなく、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、20輪くらいの青紫色の花をつける。
花冠は長さ2~3センチの筒状で、先は唇形に5つに裂ける。
上唇は2枚の裂片からなり、耳のように立ち上がって内側に巻く。
下唇は先の尖った3枚の裂片からなり、垂れ下がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はイギリスの植物学者「ロベル(M. Lobel)さん」の名からきている。
種小名の siphilitica は「梅毒(syphilis)に効く」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lobelia siphilitica
★大陸に咲くロベリアは背も高く
澄んだブルーが夏に似合って
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