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君子蘭(クンシラン)

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君子蘭(クンシラン)はヒガンバナ科クンシラン属(クリビア属)の常緑多年草である。
原産地は南アフリカのナタール地方で、林の中に生える。
いま君子蘭(クンシラン)の名で流通しているものは、植物学上は受け咲き君子蘭(ウケザキクンシラン:Clivia miniata)である。
「受け咲き」というのは花が上向きに咲くという意味である。
君子蘭(クンシラン)は花が下向きに咲き、先端もわずかしか開かないため人気がなく、市場からは姿を消してしまったそうである。
なお、蘭の名がつくがランの仲間ではなく、高貴な花のイメージからつけられた名前である。
草丈は40~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は1~4月である。
筒状の花を15~20輪くらいつける。
花の色はオレンジやクリームなどがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Clivia は19世紀のイギリスの「クライブ家(Clive)」出身の公爵夫人にちなんで名づけられた。
種小名の nobilis は「気品のある」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Clivia nobilis


★うな垂れた肌透き通る君子蘭
 高貴の姿色に溢れて
君子蘭(クンシラン)_e0126318_14444599.jpg

植物図鑑
花図鑑







by ryudesuyo4 | 2011-11-20 14:46 | ヒガンバナ科
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