薩摩羊歯(サツマシダ)はオシダ科カツモウイノデ属の常緑多年草である。
九州(熊本県、宮崎県、鹿児島県)に分布し、やや乾燥した林の中に生えるシダ植物である。
海外では、中国にも分布する。
森林伐採などで生育環境が悪化している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
葉の柄は長さが60センチくらいある。
葉は下部が広い卵状の長い楕円形で、2回羽状に深く裂ける。
葉の長さも60センチくらいある。
胞子嚢群は円形で、葉の裏面に葉脈に沿ってつく。
包膜(胞子嚢群を包みこんで保護する膜)はない。
属名の Ctenitis はギリシャ語の「cteno(櫛)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の sinii は「辛さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Ctenitis sinii
★大きな葉ぐいと広げる薩摩羊歯
強い陽射しは苦手だけれど
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