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奄美デンダ(アマミデンダ)

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奄美デンダ(アマミデンダ)はオシダ科イノデ属の常緑多年草である。
デンダというのは「羊歯」の古名だそうである。
姫デンダ(ヒメデンダ)という別名がある。
奄美大島の固有種で、渓流沿いの湿った岩上に生えるシダ植物である。
森林の伐採によって生育環境が圧迫されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
また、「種の保存法」で「特定国内希少野生動植物種」に指定されている。
葉は細い柄の先につき、線形の羽状複葉である。
長さは3~12センチ、幅は1センチくらいである。
羽片(シダ植物では小葉にあたるものをこう呼ぶ)は10対くらいあり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の質は硬い紙質である。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は羽片につく。
属名の Polystichum はギリシャ語の「polys(多)+stichos(列)」からきている。この属の1種の胞子嚢群が多くの列をなしていることから名づけられた。
種小名の obai は人名由来のようだがはっきりしない。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Polystichum obai


★絶滅の危機に瀕する羊歯だけど
 奄美デンダは法に護られ
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by ryudesuyo4 | 2012-01-31 15:11 | オシダ科
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