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霧島水木(キリシマミズキ)

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霧島水木(キリシマミズキ)はマンサク科トサミズキ属の落葉低木である。
九州の霧島山系と愛媛県、高知県に分布し、高山の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は2~3メートルである。
葉は卵円形で団扇のような形をしており、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分は心形である。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は白味がかった淡い緑色である。
葉脈がはっきりとしている。
開花時期は4~5月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝先に長さ4~5センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂らし、10輪くらいの花をつける。
花の色は淡い黄色で、花径2センチくらいの5弁花である。
萼筒は鐘形で毛は生えず、先は5つに裂ける。
雄しべが4~5ミリと短く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)が黄色いのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には黄葉をする。
属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。
種小名の glabrescens は「やや無毛の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
黄葉の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Corylopsis glabrescens


★霧島の春の岩場に色淡く
 明かり灯して霧島水木
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植物図鑑
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by ryudesuyo4 | 2012-04-13 13:56 | スミレ科
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