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白花蝦夷菫(シロバナエゾスミレ)

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白花蝦夷菫(シロバナエゾスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の青森県から九州にかけて分布し、低山の林の中などの日陰に生える。
分類上は、叡山菫(エイザンスミレ)の品種の1つとされている。
なお、蝦夷菫(エゾスミレ)というのは叡山菫(エイザンスミレ)の別名である。
「蝦夷」の名がつくのに北海道には分布しないというのも不思議である。
草丈は5~15センチくらいである。
地上茎はない。
葉は深く3つに裂け、裂片はさらに裂ける。
開花時期は4~5月である。
基本種の花の色は淡い紅色だが、本種の場合は白い。
唇弁には黒い筋の入るものと入らないものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
品種名の candida は「純白の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola eizanensis f. candida


★命名の謎をはらんで咲く菫
 葉は深く裂け花色白く
白花蝦夷菫(シロバナエゾスミレ)_e0126318_1221134.jpg

植物図鑑
花図鑑


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by ryudesuyo4 | 2012-04-21 12:23 | スミレ科
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