赤毛躑躅(アカゲツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾である。
唯一の内陸県である南投県に分布し、標高1000~3600メートルの高山の斜面に生える。
特に森林火災の跡地に真っ先に根を下ろす樹木として知られる。
中国名は「紅毛杜鵑」という。
樹高は1~2メートルである。
葉は長さ3センチくらいの細い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に集まってつくものが多い。
開花時期は4~6月くらいである。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチくらいの淡い紅紫色の花を数輪つける。
花冠は広い漏斗状で先が5つに裂ける。
上部の裂片の内側には濃い紅色の斑が入る。
これは昆虫の目を引くためのものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、秋に赤褐色に熟する。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の rubropilosum は「赤い軟毛で被われた」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron rubropilosum
★柔らかなピンクの色が美しい
赤毛躑躅は高山の花
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