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雲居碇草(クモイイカリソウ)

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雲居碇草(クモイイカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
本州の早池峰山、至仏山、谷川岳の特産種で、亜高山の蛇紋岩地帯に生える。
雲のかかるような高い山に生える碇草というのが和名の由来である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから30センチである。
葉は2回3出複葉である。
三つ葉が枝分かれをしたものが1組の葉となる。
小葉の形は卵形で先が尖る。
開花時期は6月から7月である。
花径2センチくらいの淡い黄色の花を数輪ずつ下向きにつける。
萼片は8枚だが、そのうち4枚が早くに落ちる。
花弁は4枚である。
先のほうが碇状の距(花冠のつけ根が飛び出たもの)となる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の coelestre は「青色の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Epimedium coelestre


★実物を見に行く元気ないけれど
 咲いていたらと思いめぐらし
雲居碇草(クモイイカリソウ)_e0126318_15364188.jpg

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by ryudesuyo4 | 2012-07-01 15:38 | メギ科
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