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一つ葉蓬(ヒトツバヨモギ)

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一つ葉蓬(ヒトツバヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の日本海側に分布し、亜高山や高山の道端や林の縁などに生える。
和名の由来は、葉が細かく切れ込まないことからきている。
草丈は1メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には綿毛が密生する。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花を下向きにたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の monophylla は「単葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Artemisia monophylla


★切れ込まぬ葉っぱをもった蓬さん
 綿毛にくるまれ見る夢どんな
一つ葉蓬(ヒトツバヨモギ)_e0126318_1724761.jpg

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by ryudesuyo4 | 2012-08-22 17:05 | キク科
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