一つ葉(ヒトツバ)はウラボシ科ヒトツバ属の常緑シダ類である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山林や岩場の隙間などに生える。
また、庭園の下草などに用いられる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナなどにも分布する。
草丈は20~40センチくらいである。
硬くて長い匍匐茎から柄の長い葉を1枚ずつ疎らに出す。
葉は厚くて硬く、星状毛を密生しているので毛羽だって見える。
形は楕円形で、色は黄緑色である。
乾燥させた葉の部分を生薬で石韋(せきい)といい、泌尿器系の疾患に薬効がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Pyrrosia はギリシャ語の「pyro(炎)」からきている。赤茶けた鱗片の色から名づけられた。
種小名の lingua は「舌」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Pyrrosia lingua
★一つ葉の姿妖しく唾を飲み
じっと見つめる出合いの一こま
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