早池峰蝙蝠(ハヤチネコウモリ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
本州の東北地方北部に分布し、亜高山の林の中に生える。
北上山地固有の植物である。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は各節ごとにジグザグと曲がる。
葉は五角形状の腎形で、互い違いに生える(互生)。
葉は浅く5つに裂け、裂片の先は尾状に長く尖る。
葉の柄には翼があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8~9月である。
茎先に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い筒状の頭花を数個つける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の hayachinensis は「早池峰山の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Parasenecio hayachinensis
★少しだけ他の仲間と違うけど
葉っぱの形よく似ているよ
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by ryudesuyo4
| 2012-08-30 13:59
| キク科
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