カテゴリ:ユキノシタ科( 8 )

星咲き雪の下(ホシザキユキノシタ)

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星咲き雪の下(ホシザキユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
分類上は、雪の下(ユキノシタ)の品種の1つとされている。
筑波山の固有種で、つくば市の「市の花」に指定されている。
草丈は20~50センチくらいである。
根際から生える葉は円心形である。
雪の下(ユキノシタ)と同様に斑が入るが、数は少ない。
開花時期は5~6月である。
雪の下(ユキノシタ)の花は花弁が5枚、雄しべが10本だが、本種の場合は花弁が雄しべ化をし、放射状の雄しべだけが目立つ。
これを「星咲き」と呼んだのが名の由来である。
花の形には変異があり、花弁のまったくないものや、上の3枚の花弁のあるもの、下の2枚の花弁の目立つものなどがあるという。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の stolonifera は「匍匐茎のある」という意味である。
品種名の aptera は「翼のない」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Saxifraga stolonifera f. aptera


★星咲きと名をつけられた雪の下
 ひっそりと咲く筑波の山に
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by ryudesuyo4 | 2012-05-26 12:39 | ユキノシタ科

イテア・ユンナエンシス

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イテア・ユンナエンシスはユキノシタ科ズイナ属の常緑低木である。
分類体系によってはズイナ科とされる。
日本固有種の随菜(ズイナ)や北アメリカに分布する小葉の随菜(コバノズイナ)と同じ仲間である。
原産地は中国の南西部である。
樹高は1~3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い5弁花をたくさんつける。
本種は長い花序を垂れ下げるのが特徴である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Itea はギリシャ語で「ヤナギ」を意味する。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Itea yunnanensis


★調べれば調べるほどに面白い
 広い地球と進化の姿
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by ryudesuyo4 | 2012-05-11 07:17 | ユキノシタ科

石割草(イシワリソウ)

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石割草(イシワリソウ)はユキノシタ科オレシトロフェ属の多年草である。
原産地は中国である。
河北省や山西省などに分布し、海抜600~2100メートルの山地の崖や岩場などに生える。
なお、この名称は流通名である。
中国名は独根草(ドッコンソウ)という。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は太い。
根際から長い円心形の葉が2~3枚生える。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の先は尖る。
葉の柄や花茎には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
開花時期は4~5月である。
茎先に白い小さな花をつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色はピンクである。
なお、石割草(イシワリソウ)として流通するものの中には花の色がピンクのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oresitrophe の由来は未解明である。
種小名の rupifraga は「岩を割る」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Oresitrophe rupifraga


★まだ少し正体見えぬ石割草
 チャンスがあれば調べてみたい
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by ryudesuyo4 | 2012-04-06 15:59 | ユキノシタ科

ボイキニア・オクキデンタリス

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ボイキニア・オクキデンタリスはユキノシタ科アラシグサ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
ブリティッシュコロンビア州からカリフォルニア州にかけて西海岸に分布し、高山の湿った岩場に生える。
北大植物園ではサンタルーシー・ボイキニア(SantaLucia Boykinia)の名称を用いている。
一般名は coastal brookfoam である。
日本に分布する暴風草(アラシグサ)の近縁種である。
草丈は30~50センチである。
根際から生える葉は手のひら状に裂ける。
開花時期は5~7月である。
茎先にあまり目立たない白い花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Boykinia はアメリカの植物学者「ボイキン(S. Boykin)さん」の名からきている。
種小名の occidentalis は「西方の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Boykinia occidentalis

★ひっそりと湿った岩の上に咲く
 花は目立たぬ白花だけど
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by ryudesuyo4 | 2011-06-14 10:29 | ユキノシタ科

ヒューケラ・アルペストリス

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ヒューケラ・アルペストリスはユキノシタ科ツボサンゴ属の多年草である。
属名の読み方は「ヘウケラ」とするものもある。
壺珊瑚(ツボサンゴ)に近い仲間である。
原産地は北アメリカである。
カナダのブリティッシュコロンビア州と合衆国のカリフォルニア州に分布し、標高1500メートルから3800メートルの日陰の岩場に生える。
種小名の alpestris には「亜高山の」という意味がある。
英名はサンベーナディーノ・アラムルート(San Bernardino Alumroot)である。
サンベーナディーノはカリフォルニア州南部にある地名及び山の名、アラムルートはツボサンゴの仲間のことである。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、鳥足状に深く5つに裂ける。
開花時期は5月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤い小さな花をたくさんつける。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Heuchera alpestris

★ネットでは花の写真は一枚も
 載ってなかっためずらしい花
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by ryudesuyo4 | 2010-07-07 21:07 | ユキノシタ科

雲南梅花空木(ウンナンバイカウツギ)

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雲南梅花空木(ウンナンバイカウツギ)はユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木である。
原産地は中国の南西部からミャンマーにかけてである。
標高700メートルから3800メートルの地域に生える。
漢名は「云南山梅花」という。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は灰白色を帯びる。
開花時期は6月から7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白いカップ形の花をつける。
紫色の萼とのコントラストが美しい。
花にはよい香りがある。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Philadelphus delavayi

★爽やかな香り伴い咲き出ずる
 花は清楚に青空見詰め
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by ryudesuyo4 | 2010-05-27 19:24 | ユキノシタ科

紅葉哨吶草(モミジチャルメルソウ)

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紅葉哨吶草(モミジチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草である。
本州の京都府、滋賀県、福井県の日本海側に分布し、山地の谷沿いなどに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
茎の上部には腺毛(粘着物質を出す毛)がある。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑褐色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は3つから5つに裂け、後ろに反り返る。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Mitella acerina

★少しだけ見慣れてきたよこの仲間
 目を細くして姿をとらえ
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by ryudesuyo4 | 2010-05-08 15:59 | ユキノシタ科

多摩小紫陽花(オクタマコアジサイ)

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奥多摩小紫陽花(オクタマコアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
小紫陽花(コアジサイ)と額空木(ガクウツギ)との自然交雑種と考えられている。
名の由来は奥多摩地方で発見されたことからきている。
別名を秩父紫陽花(チチブアジサイ)ともいう。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花には装飾花はなく、両性花は青色ないしピンクである。
写真は10月に神代植物公園の野草展で撮った。
学名:Hydrangea hirta x Hydrangea scandens

★ひっそりと咲くが似合いの小紫陽花
 微かな違いが心をとらえ
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by ryudesuyo4 | 2009-10-24 06:11 | ユキノシタ科