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カテゴリ:バラ科( 23 )

蝦夷苺(エゾイチゴ)

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蝦夷苺(エゾイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
別名を裏白蝦夷苺(ウラジロエゾイチゴ)、樺太苺(カラフトイチゴ)という。
北方領土を含む北海道から東北地方北部にかけて分布し、山地の道ばたなどに生える。
海外では、サハリンなどにも分布する。
樹高は80センチから120センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、頂小葉の先は尖る。
小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には白い軟毛が密生して白い。
花の柄や萼には短い軟毛が生える。
葉の柄には細い棘と腺毛がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に白い花を数個つける。
花の後にできる実は直径1、2センチの球形のキイチゴ状果(集合核果)で、秋に赤く熟する。
生食するほか、ジャムなどに加工される。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の idaeus は「(地中海のクレタ島にある)イディ山(Ida)の」という意味である。
変種名の aculeatissimus は「非常に棘の多い」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rubus idaeus var. aculeatissimus


★いかにもの荒々しさが目を奪う
 野山に生きる蝦夷苺の花
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by ryudesuyo4 | 2012-06-13 15:51 | バラ科

アメリカ采振木(アメリカザイフリボク)

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アメリカ采振木(アメリカザイフリボク)はバラ科ザイフリボク属の落葉小高木である。
原産地は北アメリカである。
カナダから合衆国にかけての東部地域に分布する。
別名をジューンベリー(June berry)ともいう。
これは、6月ころに実が熟すことからつけられた名である。
日本でも各地で植栽されている。
寒さに強く、特に北海道では推奨されている。
樹高は2~7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
若葉には白い毛が生える。
開花時期は4~6月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して、花径2センチくらいの白い5弁花を鈴なりにつける。
遠くから見ると枝先全体が白く煙るように見える。
花びらは細長く、花の真ん中は緑色である。
6~7月になると、直径1~2センチのブルーベリーに似た赤い実がたくさんつき、やがて濃い赤紫色に熟する。
実は生食をするほかジャムなどの加工品に利用される。
日本でも少しずつ普及してきている。
秋には鮮やかに紅葉する。
属名の Amelanchier は古いヨーロッパのオック語でのヨーロッパ種(Amelanchier ovalis)に対する呼び名からきている。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Amelanchier canadensis


★真っ白に枝を埋めて咲く花に
 ジューンベリーを重ね合わせて
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by ryudesuyo4 | 2012-04-19 13:16 | バラ科

アロニア・メラノカルパ

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アロニア・メラノカルパはバラ科アロニア属の落葉低木である。
カナメモチ属の近縁で、原産地は北アメリカである。
アロニア属を総称する英名はチョークベリー(chokeberry)である。
同じくアロニア属を総称する通称を西洋鎌柄(セイヨウカマツカ)という。
ただしこの名称は、正式な和名では Aronia arbutifolia を指す。
実の色が赤いものや黒いもの、紫色のものなどがある。
本種はロシアで育種改良されたもので、実の色は黒い。
樹高は1~3メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶はなく、裏面には灰色の毛がたくさん生える。
開花時期は4~5月くらいである。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径15ミリくらいの小さな白い花をつける。
花弁数は5枚で、花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花の後にできる実は直径6ミリくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に真っ黒に熟する。
実はジャムやジュース、果実酒などに利用される。
属名の Aronia はギリシャ語の「Aria(ナナカマド)」からきている。
種小名の melanocarpa は「黒実の」を意味する。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aronia melanocarpa


★この花はどんな姿で熟すかな
 いつか見たいと楽しみ増やし
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by ryudesuyo4 | 2012-04-17 14:59 | バラ科

陸奥梨(ミチノクナシ)

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陸奥梨(ミチノクナシ)はバラ科ナシ属の落葉高木である。
本州と九州北部に点在し、低山に生える。
早池峰山以北に多く分布するといい、天然記念物に指定されているものもある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
別名を岩手山梨(イワテヤマナシ)という。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄があり、側脈は曲線となる。
開花時期は4~5月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな白い5弁花を5~10輪くらいつける。
花径は3センチくらいである。
萼片は5枚、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)は5本である。
花の後にできる実はナシ状果で、黄褐色に熟する。
実のお尻の部分に残存蕚があるのが特徴である。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方産の」という意味である。
変種名の aromatica は「芳香のある」という意味である。
花の写真は4月に市川市万葉植物園で撮った。
実の写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Pyrus ussuriensis var. aromatica


★この花を賢治はいつも見ていたか
 遠い景色を朧に見詰め
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by ryudesuyo4 | 2012-04-07 14:10 | バラ科

カトレア・フォーベシイ

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カトレア・フォルベシイはラン科カトレア属の多年草である。
原産地はブラジルで、南東部の海岸近くに生える着生種である。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は夏から秋である。
花弁は淡い緑色、唇弁は白く内側は黄色い。
黄花系品種の交配親として使われる。
属名の Cattleya はイギリスの園芸家「カトレイ(W. Cattley)さん」の名からきている。
種小名の forbesii はイギリスの園芸家「フォーブス(J. Forbes)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Cattleya forbesii


★カトレアにこんな色彩あるんだね
 地味だけれども内は鮮やか
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by ryudesuyo4 | 2011-10-03 12:46 | バラ科

紅花苺(ベニバナイチゴ)

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紅花苺(ベニバナイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から本州の中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の林の縁などに生える。
樹高は1メートルくらいである。
樹皮は灰色ないし淡い灰褐色で、枝に棘はない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小はの形は卵形で、頂小葉が大きい。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の質は薄く、葉脈の上に長い軟毛が疎らに生える。
葉の柄や花の柄には軟毛が生え、腺毛が混じる。
開花時期は6~7月である。
葉の脇から柄を出して、先に花径2~3センチの紅色の花を1つつける。
花弁は5枚で、あまり開かない。
萼片は5枚で、軟毛が生える。
花の後にできる実は直径2センチくらいのキイチゴ状果(集合核果) で、黄赤色に熟する。
実は食べられるが、甘味が少なく美味しくはない。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の vernus は「春咲きの」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Rubus vernus

★俯いて真っ赤に染まる花びらを
 震わすように紅花苺
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by ryudesuyo4 | 2011-07-24 17:14 | バラ科

ポテンティラ・アウレア

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ポテンティラ・アウレアはバラ科キジムシロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈やピレネー山脈に分布し、標高1200~2800メートルの草地や牧草地などに生える。
英名はゴールデン・シンクフォイル(golden cinquefoil)である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間ことである。
草丈は5~20センチくらいである。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉である。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は灰白色を帯びる。
開花時期は6~8月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い花をいくつかつける。
花弁は5枚で、ハート形をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の aurea は「黄金色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla aurea

★ヨーデルの聞こえるような牧草地
 とても好きだよきれいに咲くよ
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by ryudesuyo4 | 2011-07-06 11:54 | バラ科

洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)

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洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)はバラ科チョウノスケソウ属の落葉小低木である。
カナダ、アラスカ、グリーンランドなどに分布し、草地や砂礫地に生える。
英名はマウンテン・エーベン(Mountain Avens)である。
学名からドリアス・オクトペタラとするところもある。
和名の由来は、日本での発見者である須川長之助にちなむ。
富山県の立山で発見したものを牧野富太郎博士は本種と同一と判断し、和名をつけた。
現在では、日本のものは変種として位置づけられている。
そのため、本種は洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)と呼ばれている。
樹高は5~20センチくらいである。
よく枝分かれをし、地面を這って伸びる。
葉は細長い楕円形で、縁には先が丸いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉脈がへこんで皺のようになる。
葉の裏面には綿毛が密生する。
開花時期は5~6月である。
枝先に1つずつ花径2センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
花が終わると雌しべの花柱が羽毛状に伸びて、髭のようになる。
この植物はヤンガードリアス(Younger Dryas)という言葉も生んでいる。
紀元前1万年ころにあった最後の寒冷期で、新ドリアス期とも呼ばれるものである。
アルプスの地層から発見された本種の花粉によって寒冷期の存在が明らかになった。
写真は5月と6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
属名の Dryas はギリシャ神話の森の女神「Dryas(ドリアス)」の名からきている。
種小名の octopetala は「花弁が8枚ある」という意味である。
学名:Dryas octopetala

★歴史ある花に出会えた喜びに
 髭を撫でつつしばし興じて
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by ryudesuyo4 | 2011-06-21 10:22 | バラ科

トール・シンクフォイル

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トール・シンクフォイル(tall cinquefoil)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
学名ではポテンティラ・アルグタとなる。
原産地は北アメリカである。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は直立し、丈夫である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
3~11枚の小葉で1枚の葉が構成される。
小葉は先へいくほど大きくなる。
小葉の形は楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、クリーム色ないし白の5弁花をつける。
花の真ん中には黄色い雄しべが20本以上ある。
萼片は5枚で、緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の arguta は「尖った」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Potentilla arguta

★背の高い姿がどこか面白い
 雉蓆とは思えぬようで
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by ryudesuyo4 | 2011-06-19 14:41 | バラ科

シルバン・ゴーツビアード

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シルバン・ゴーツビアード(Sylvan goatsbeard)はバラ科ヤマブキショウマ属の多年草である。
英名は「森に住むヤギのあごひげ」という意味である。
日本に分布する山吹升麻(ヤマブキショウマ)の基本種である。
北アメリカ、ヨーロッパ、南ロシア、コーカサスなどに分布する。
草丈は1~2メートルで大形である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い卵形で先が尖り、濃い緑色をしている。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月である。
雌雄異株である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄白色の花をたくさんつける。
花びらは5枚で、雄花には15~30本の長い雄しべがあり、雌花には3つの雌しべがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aruncus はラテン語の「aruncus(ヤギのヒゲ)」からきている。
種小名の dioicus は「雌雄異株の」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aruncus dioicus

★この花についた名前は山羊の髭
 似ているかなと顎撫でながら
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by ryudesuyo4 | 2011-06-16 07:04 | バラ科