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カテゴリ:セリ科( 2 )

丸葉当帰(マルバトウキ)

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丸葉当帰(マルバトウキ)はセリ科マルバトウキ属の多年草である。
北方領土を含む北海道と本州の北部に分布し、海岸の岩場や砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、ロシア極東部、サハリン、アラスカなどにも分布する。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は丸くて中空である。
葉は2回3出複葉である。
3出複葉は1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それをもう1回繰り返す。
小葉は長さ、幅ともに10センチくらいで、艶と厚みがあり丸い。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、小さな白い花をたくさんにつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Ligusticum はラテン語の「Liguria(古代イタリアのリグリア地方)」からきている。ここでウドの栽培が行われていたことから名づけられた。
種小名の hultenii はスウェーデン人の植物学者「フルテン(E. Hulten)さんの」という意味である。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Ligusticum hultenii


★寒冷な土地に育つが海が好き
 丸葉当帰はパラソル広げ
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by ryudesuyo4 | 2012-06-11 15:29 | セリ科

益斎芹(エキサイゼリ)

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益斎芹(エキサイゼリ)はセリ科エキサイゼリ属の多年草である。
日本固有種で、1属1種である。
本州の関東地方と中部地方に分布し、河川敷などの湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名は、発見者の前田益斎に因む。
前田益斎は江戸時代の富山藩主で、天保年間に初めて記録されたという。
草丈は20センチから30センチである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は1対から4対で、卵形をしている。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に複散形花序を出し、白い小さな花をたくさんつける。
散形花序というのは、茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序のことである。
複散形花序というのは、たくさん出た枝先に小さな散形花序がつくというように散形花序が組み合わさってできている。
複散形花序は、セリ科の多くに見られる特徴である。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は細い線形で、花より短い。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Apodicarpum ikenoi

★江戸の世に発見された益斎芹
 奥が深いねその面白さ
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by ryudesuyo4 | 2010-05-31 20:18 | セリ科