カテゴリ:ラン科( 163 )

プレウロタリス・グロビー

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プレウロタリス・グロビーはラン科プレウロタリス属の多年草である。
プレウロタリス属は南北アメリカに1000種以上分布する大きな属で、大部分は着生種である。
本種の原産地はメキシコ、中南アメリカである。
標高3200メートルまでの森に生える着生種である。
草丈は5センチくらいである。
葉は長さ3センチくらいの楕円形で、たくさん生える。
開花時期は不定期である。
葉のつけ根の部分から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3ミリから11ミリくらいの小さな花を10輪くらいつける。
花の色は黄色や白で、紅紫色の筋が入る。
分類の仕方によってはスペックリニア属(Specklinia)とされることもある。
属名の Pleurothallis はギリシャ語の「pleuron(肋骨)+ thallos(梢)」からきている。肋骨のような形に枝分かれすることから名づけられた。
種小名の grobyi はイギリス人の蘭愛好家「グロビーのグレー卿(Lord Grey of Groby, 1800's)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Pleurothallis grobyi(syn. Specklinia grobyi)


★咲く花の小さきさまに目を細め
 森の姿に思いめぐらし

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by ryudesuyo4 | 2013-08-15 14:42 | ラン科

エビデンドルム・プリスマトカルプム

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エビデンドルム・プリスマトカルプムはラン科エピデンドルム属の多年草である。
エピデンドルム属はカトレアの近縁種で、中南アメリカに1100種くらい分布する着生種の大きな属である。
属名の読み方は「エピデンドラム」とするものもある。
本種の原産地はメキシコ、コスタリカ、パナマなどである。
標高1200~2500メートルの高地に生える着生種である。
草丈は40センチくらいである。
葉は肉厚の披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4~9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの肉厚で香りのよい花をつける。
花の色は淡い黄緑色で、暗い紫色の斑点が入る。
唇弁には紅紫色の模様が入る。
分類の仕方によってはエンキクリア属とされる場合もある。
属名の Epidendrum はギリシャ語の「epi(上) + dendron(木)」からきている。着生種であることを示すために名づけられた。
種小名の prismatocarpum は「プリズム形の果実の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Epidendrum prismatocarpum(syn. Encyclia prismatocarpa)


★いろいろな花の溢れる熱帯に
 行きたいような避けたいような

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by ryudesuyo4 | 2013-08-14 15:40 | ラン科

オンシジウム・フレクスオスム

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オンシジウム・フレクスオスムはラン科オンシジウム属(スズメラン属)の常緑多年草である。
オンシジウム属は中南アメリカを中心に400種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は「オンキディウム」や「オンシジューム」とするものもある。
属名の和名をスズメラン属というが、あまり用いられていない。
本種の和名は黄花雀蘭(キバナスズメラン)という。
英名はダンシングドールオーキッド(dancing-doll orchid)である。
原産地はブラジル、アルゼンチン、パラグアイなどである。
標高1200メートルまでの森に生える着生種である。
草丈は15~30くらいである。
茎は枝分かれをして蔓状に伸びる。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期はほぼ周年だが、秋によく花を咲かせる。
長い花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、大きな唇弁のある鮮やかな黄色での花をたくさんつける。
花径は3センチくらいである。
属名の Oncidium は、ギリシャ語の「onkidion(小さな突起)」からきている。小さな突起のある唇弁の形を表したものである。
種小名の flexuosum は「曲がりくねった」という意味である。
写真は8月に名古屋市の東山植物園で撮った。
学名:Oncidium flexuosum


★面白い和名を知って苦笑い
 オンシジウムのままでいいのに

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by ryudesuyo4 | 2013-08-11 14:43 | ラン科

デンドロビウム・ウニクム

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デンドロビウム・ウニクムはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は「デンドロビューム」とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、和名を「セッコク属」という。
本種の原産地はベトナム、ラオス、ミャンマー、タイである。
標高800~1500メートルくらいの森に生える着生種である。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬から春である。
花径5センチくらいの朱色のよい香りのする花をつける。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の unicum は「ユニークな」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium unicum


★おやこれは赤い花だよ驚いた
 ユニークに咲くデンドロビウム
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by ryudesuyo4 | 2013-05-14 16:22 | ラン科

ブルボフィルム・ エキノラビウム

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ブルボフィルム・ エキノラビウムはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
属名の読み方は「バルボフィラム」とするものもある。
原産地はカリマンタン島、スラウェシ島で、標高600~1200メートルの山地に生える着生種である。
草丈は40~70センチくらいである。
葉は多肉質の披針形(笹の葉のような形)で、1枚生える。
開花時期は春から夏である。
花の色はサーモンピンクである。
上萼弁は上に伸び、側花弁は垂れ下がる。
花冠の長さは40センチもある。
唇弁は暗い紅色で、長い突起物が紐状に垂れ下がる。
花には悪臭がある。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の echinolabium は「突起物のある唇弁の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Bulbophyllum echinolabium


★垂れ下がる紐が何やら面白い
 だらりと伸びた花冠だけれど
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by ryudesuyo4 | 2012-09-03 16:32 | ラン科

セロジネ・ダイアナ

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セロジネ・ダイアナはラン科セロジネ属の多年草である。
タイ、マレーシア、インドネシアに分布し、標高1900メートルまでの地域に生える着生種である。
別名をセロジネ・プルベルラという。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は線形である。
開花時期は春から夏である。
花茎を下垂し、たくさんの花をつける。
花径は5~6センチで、花は平開をする。
花の色は淡い黄褐色である。
唇弁は白と褐色である。
属名の Coelogyne はギリシャ語の「coelos(空洞)+gyne(雌)」からきている。柱頭が窪んでいることから名づけられた。
種小名の dayana はイギリス人のラン愛好家「ダイ(John Day)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Coelogyne dayana(=Coelogyne pulverula)


★外側は渋い花弁に見えるけど
 とても目立つよ内の唇弁
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by ryudesuyo4 | 2012-08-27 16:33 | ラン科

ヘンリー敦盛草(ヘンリーアツモリソウ)

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ヘンリー敦盛草(ヘンリーアツモリソウ)はラン科アツモリソウ属の多年草である。
原産地は中国の南部である。
四川省などの高地に生える。
英名はヘンリーズ・シプリペディウム(Henry's cypripedium)である。
学名のシプリペディウム・ヘンリーで表示するものもある。
種小名の henryi はアイルランドの植物収集家ヘンリー氏(A. Henry)に因む。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は卵形である。
開花時期は4~5月である。
茎先に黄緑色の花を2~3輪つける。
属名の Cypripedium はギリシャ語の「Cypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)」からきている。唇弁が大きく前へ突出して袋状となっているのを婦人用のスリッパにたとえた。
種小名の henryi はアイルランドの植物収集家「ヘンリー(A. Henry)さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展で撮った。
学名:Cypripedium henryi(=Cypripedium chinense)


★ヘンリーの名のつくものの幾つかを
 思い浮かべつこの花を見る
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by ryudesuyo4 | 2012-05-31 12:26 | ラン科

台湾熊谷草(タイワンクマガイソウ)

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台湾熊谷草(タイワンクマガイソウ)はラン科アツモリソウ属の多年草である。
原産地は台湾で、山地の林の中に生える。
日本に自生する熊谷草(クマガイソウ)の近縁種である。
ただし、自生地は乱穫のためほぼ絶滅状態だという。
日本では、国内で栄養繁殖されたものが流通している。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は大きな扇形で、向かい合わせに2枚つく。
熊谷草(クマガイソウ)よりも葉の先が尖る。
開花時期は4~5月である。
葉の間から花茎を出し、茎先に淡い桃色の花を1輪下向きにつける。
袋を下げたような花の大きさは10センチくらいある。
熊谷草(クマガイソウ)との違いは、萼片も側花弁も白いことである。
属名の Cypripedium はギリシャ語の「Cypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)」からきている。唇弁が大きく前へ突出して袋状となっているのを婦人用のスリッパにたとえた。
種小名の formosanum は「台湾の」という意味である。
写真は4月に箱根強羅公園の山野草展で撮った。
学名:Cypripedium formosanum


★台湾によく似た花がある不思議
 感じつ違いの訳を知りたく
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by ryudesuyo4 | 2012-05-19 16:22 | ラン科

入面蘭(イリオモテラン)

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入面蘭(イリオモテラン)はラン科ニュウメンラン属の多年草である。
別名を入面蘭(ニュウメンラン)ともいう。
沖縄県の石垣島、西表島、尖閣諸島に分布し、山地の林に生える樹の幹に着生する。
海外では、台湾、フィリピンにも分布する。
ただし、フィリピンに生えるものと区別する見解もあり(Trichoglottis luchuensis)、国ではこちらを採用している。
沖縄県では Trichoglottis ionosma のほうを採用している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
なお、2007版からはニュウメンランに名が変更されている。
「入面」の由来がわからないので、名を改めた理由もはっきりしない。
「入面」は「西表」の誤記とする説もある。
草丈は20~70センチくらいである。
茎は堅くて直立し、しばしば枝分かれをする。
葉は線状の長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で分厚い。
開花時期は4~6月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄色の花を疎らにつける。
花冠の内側には紫褐色の斑点が入る。
唇弁は白く、紅紫色の小さい点が入る。
属名の Trichoglottis はギリシャ語の「trichos(毛)+glottis(舌)」に由来する。毛のある唇弁という意味である。
種小名の ionosma はギリシャ語の「ion(すみれ)+osma(臭い)」からきている。
種小名の luchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Trichoglottis ionosma(=Trichoglottis luchuensis)


★学問の世界はどんどん進化する
 花の姿はそのままだけど
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by ryudesuyo4 | 2012-05-15 12:16 | ラン科

岩千鳥(イワチドリ)

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岩千鳥(イワチドリ)はラン科ヒナラン属の多年草である。
本州の中部地方から近畿地方にかけてと四国の限られた地域に分布する。
自生するのは伊豆諸島や紀伊半島の熊野川流域、四国の吉野川流域などで、渓流沿いの岸壁などに生える。
和名の由来は、岩場に生えて千鳥に似ていることからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5~15センチくらいである。
茎の中ほどから下に長さ3~7センチくらいの楕円形の葉を普通は1枚つける。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は4~6月である。
花径10~15ミリくらいの淡い紅紫色をした花を数輪つける。
花は一方向に傾いてつく。
個体差が大きく、花の色や形には変異がある。
唇弁が大きくて目立つ。
唇弁は深く3つに裂け、真ん中の裂片は更に2つに裂ける。
唇弁の真ん中からつけ根の部分にかけて紅紫色の斑が入る。
園芸化が進んでいる。
属名の Amitostigma はギリシャ語の「a(否定)+Mitostigma(属名)」からきている。古くMitostigmaといったが、以前に同一名があり観察が誤っていたので、否定の言葉を付け足した。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。
学名:Amitostigma keiskei


★好事家の目を輝かせ岩千鳥
 されど思うは故郷の川
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by ryudesuyo4 | 2012-05-02 12:51 | ラン科