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メラレウカ・ティミフォリア

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メラレウカ・ティミフォリアはフトモモ科メラレウカ属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアの南東部である。
ニューサウスウェールズ州と南クイーンズランド州に分布する。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長さ1センチくらいの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉にはよい香りがある。
開花時期は春から夏にかけてである。
枝先に雄しべの目立つレースのような藤色の花をつける。
花の色はピンクや白のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Melaleuca はギリシャ語の「melas(黒)+leucos(白)」からきている。幹の色と枝の色の濃淡を表現している。
種小名の thymifolia は「(シソ科の)イブキジャコウソウ属(Thymus)のような葉の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Melaleuca thymifolia

★この花も個性に満ちた姿だな
 オーストラリアは不思議大陸
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by ryudesuyo4 | 2011-05-31 03:46 | フトモモ科

リクニス・ユンナエンシス

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リクニス・ユンナエンシスはナデシコ科センノウ属の越年草である。
原産地は中国の雲南省である。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~8月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、濃い桃色の花をつける。
花弁は5枚で、おのおのが細かく裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Lychnis yunnanensis

★センノウもいろんなタイプあるんだね
 撫子みたいなユンナエンシス
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by ryudesuyo4 | 2011-05-28 11:09 | ナデシコ科

雪割小桜(ユキワリコザクラ)

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雪割小桜(ユキワリコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方にかけて分布する。
北海道では海岸に近い草地や道端に生え、東北地方では高山の草地や岩場に生える。
根室市では「市の花」に指定している。
分類上は、雪割草(ユキワリソウ)の変種である。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は広めの卵形で、つけ根の部分が急に細くなっている。
また、葉先は裏側に反り返る。
開花時期は5~6月である。
花茎を伸ばし、淡い紅色の花をつける。
花は合弁花で、5つに深く裂ける。
裂片の先がへこんでハート形となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「雪割」の名は、雪解け時期に咲くことからきている。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の modesta は「内気な」という意味である。
変種名の fauriei は明治時代の宣教師「フォーリーさんの」という意味である。日本の植物を採集した。
写真は9月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Primula modesta var. fauriei

★春だけどまだ北風が冷たいと
 雪割小桜頬染めながら
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by ryudesuyo4 | 2011-05-24 13:03 | サクラソウ科

紫雀の麻小笥(ムラサキスズメノオゴケ)

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紫雀の麻小笥(ムラサキスズメノオゴケ)はガガイモ科カモメヅル属の多年草である。
「麻小笥」というのは麻糸を積みためる鉢桶のことである。
名の由来は、果実の形を譬えたものだという。
「雀の麻小笥」というのは伊予蔓(イヨカズラ:Cynanchum japonicum)の別名である。
「伊予蔓」は発見地の名がつけられたものだが、本州、四国、九州、小笠原に分布する。
また、蔓性のものとそうではないものが混生するという。
そのためかどうかは不明だが、「雀の麻小笥」の名を提唱したのは牧野富太郎博士だそうである。
本種はその栽培品種である。
草丈は30~60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は倒卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
葉の脇に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、花径5~10ミリくらいの暗い紫色の花をつける。
花冠は5つに裂けて平らに開く。
花の真ん中には副冠とずい柱(雄しべ・雌しべの集まったもの)がある。
萼片は緑色で5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Cynanchum は「犬を殺すもの」という意味。この属の1種が犬に対して毒害があると考えられていた。
種小名の purpurascens は「やや紫色がかった」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Cynanchum x purpurascens

★謎多き花の由来を紐解いて
 仄かな明かり差し込む心地
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by ryudesuyo4 | 2011-05-23 10:24 | ガガイモ科

赤花栃の木(アカバナトチノキ)

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赤花栃の木(アカバナトチノキ)はトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはムクロジ科とされる。
原産地は北アメリカの南部である。
本種とマロニエの交雑によって紅花栃の木(ベニバナトチノキ)が生まれた。
樹高は3~10メートルくらいである。
葉は5~9枚の掌状複葉で、向かい合って生える(対生)。
掌状複葉というのは柄の先に放射状に小葉がつくタイプのものである。
小葉の形は楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
雌雄同株である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、鮮やかな紅色の筒状花をたくさんつける。
花序の上部には雄花がつき、下のほうに少し両性花がつく。
ミツバチやハチドリが蜜を吸う。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Aesculus はラテン語の「aescare(食う)」からきている。実を食用にしたり家畜の飼料にしたりすることから名づけられた。
種小名の pavia の意味はまだ解明できていない。
変種名の humile は「背が低い」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
写真のものは矮性種である。
学名:Aesculus pavia
学名:Aesculus pavia var. humile(矮性種)

★なるほどなこれがさんざん聞いてきた
 赤花栃の木朱色が濃くて
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by ryudesuyo4 | 2011-05-21 10:47 | トチノキ科

ノトリリオン・トムソニアヌム

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ノトリリオン・トムソニアヌムはユリ科ノトリリオン属の多年草である。
西ヒマラヤからアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩が多い斜面に生える。
標高1600~2300メートルくらいの地域に分布する。
流通名を「ヒマラヤの青いユリ」という。
草丈は30~70センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5月である。
花が咲くまでは4年くらいかかるという。
茎先に長さ4センチくらいの淡い青紫色の花をつける。
花の形は擬宝珠(ギボウシ)にやや似る。
花被片は6枚である。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Notholirion はギリシャ語の「nothos(偽の)+ leirion(ユリ)」からきている。
種小名の thomsonianum はイギリスの植物学者「トムソン(Thomson)さんの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Notholirion thomsonianum

★めずらしい青い百合などいかがかな
 アフガニスタンが故里なるぞ
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by ryudesuyo4 | 2011-05-08 10:16 | ユリ科