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ロックハルティア・ルニフェラ

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ロックハルティア・ルニフェラはラン科ロックハルティア属の常緑多年草である。
ロックハルティア属はメキシコから南アメリカの北部にかけて30種くらいが分布する。
本種の原産地はブラジルである。
着生ランで、草丈は10~45センチくらいである。
葉の質はやや分厚く、2列に重なりあってつく。
開花時期は春から夏である。
上部の葉の脇から花茎を出し、花径15~20ミリくらいの黄色い花をつける。
唇弁の下部には赤褐色の斑が入る。
属名の Lockhartia は採集したトリニダート植物園の「ロックハート(D. Lockhart)さん」の名からきている。
種小名の lunifera は「月のような形をした」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Lockhartia lunifera

★ランらしい花の姿になるほどど
 うなずきながら香り確かめ
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by ryudesuyo4 | 2011-06-30 13:53 | ラン科

伊豆浅葱(イズアサツキ)

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伊豆浅葱(イズアサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
本州の三浦半島と伊豆半島に分布し、海岸の岩場などに生える。
分類上は、蝦夷葱(エゾネギ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、中空である。
浅葱(アサツキ)と似ているが、花茎が葉の横に離れて出ることがある。
開花時期は6~7月くらいである。
半球形で白ないし淡い紫色をした花序をつける。
1つ1つの花には内側と外側に3枚ずつの花びら(花被片)がある。
花の真ん中には6本の雄しべと1本の雌しべがある。
花の色は白いものもある。
花被片は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、葉の色が葱(ネギ)よりも淡いことから「浅つ葱(き)」とされた。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名に由来する。
種小名の schoenoprasum はノグサ属(Schoenus)のようなニラ(prasus)という意味である。
変種名の idzuense は「伊豆の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. idzuense

★伊豆の地は個性豊かな花が咲く
 独自の地形に姿を変えて
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by ryudesuyo4 | 2011-06-29 10:35 | ユリ科

ルエリア・グラエキザンス

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ルエリア・グラエキザンスはキツネノマゴ科ルイラソウ属(ルエリア属)の多年草である。
属名の読み方は「リュエリア」とするものもある。
原産地は南アメリカである。
草丈は30~60センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は細く尖り、艶がある。
開花時期は5~9月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
葉の脇から花茎を伸ばし、赤い筒状の花をつける。
花冠は長さが2~3センチで、真ん中が膨らむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ruellia はフランスの植物学者「リュエル(Ruelle)」の名からきている。
種小名の graecizans の意味はまだ解明できていない。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ruellia graecizans

★ルエリアもいろんな色があるんだね
 真っ赤な花がとても可愛い
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by ryudesuyo4 | 2011-06-27 12:38 | キツネノマゴ科

アクイレギア・アルピナ

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アクイレギア・アルピナはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地はヨーロッパのアルプス山脈である。
英名はアルパインコンバイン(Alpine columbine)である。
流通名をアルプス苧環(アルプスオダマキ)という。
寒さには強いが暑さには弱い。
草丈は15~30センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は先が切れ込む。
開花時期は5~6月である。
花の色は濃い紫色である。
花の色は赤味の強いものや色の淡いものなど変異がある。
花径は6~8センチくらいある。
特徴は距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が鉤爪状に曲がらず、真っ直ぐ伸びて先で曲がることである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Aquilegia alpina

★高山に咲く花ならばの特色を
 示し小さく姿まとめて
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by ryudesuyo4 | 2011-06-26 09:16 | キンポウゲ科

紫釣鐘躑躅(ムラサキツリガネツツジ)

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紫釣鐘躑躅(ムラサキツリガネツツジ)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
群馬県、神奈川県、静岡県に分布し、山地の林の中や岩場に生える。
丹沢、箱根、富士山麓など分布域は限定されるが、乱獲によって姿を消している。
別名を箱根釣鐘躑躅(ハコネツリガネツツジ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長さ2~4センチくらいの長い楕円形で、枝先にやや輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の表面には長い毛が密生している。
開花時期は5~6月である。
枝先に濃い紅紫色の花を4~5輪くらい束状にぶら下げる。
花は壺形で長さは15ミリくらいである。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Menziesia はイギリス人の「メンジーズさん(A. Menzies)」の名にちなむ。バンクーバーへ旅行した際にこの植物の1種を持ち帰った。
種小名の multiflora は「たくさん花が咲く」という意味である。
変種名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Menziesia multiflora var. purpurea

★濃厚な紅紫の花の色
 目にも鮮やか自然の力
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by ryudesuyo4 | 2011-06-25 13:17 | ツツジ科

クリノデンドロン・パタグア

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クリノデンドロン・パタグアはホルトノキ科クリノデンドロン属の常緑高木である。
原産地はチリである。
南緯33度から36度にかけて、標高800メートルから1200メートルの地域に生える。
樹高は6メートルから10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
白い釣鐘形の花を下向きにつける。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、オレンジ色に熟する。
属名の Crinodendron はギリシャ語の「crinon(ユリ)+dendron(樹木)」からきている。
種小名の patagua は先住民族のマプチェ族の言葉でこの木を意味する。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Crinodendron patagua

★このごろはチリの花にもぼつぼつと
 出合う機会が増えてきている
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by ryudesuyo4 | 2011-06-24 11:33 | ホルトノキ科

ラティルス・ネルボスス

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ラティルス・ネルボススはマメ科レンリソウ属の蔓性多年草である。
原産地は南アメリカである。
ブラジルからアルゼンチンにかけて分布し、道端などに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、普通は2枚ずつ向かい合って生える(対生)。
葉は葉脈が目立つ。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、黒紫色に熟する。
属名の Lathyrus はギリシャ語の「la(非常に)+thyros(情熱的)」 からきている。この属の1種に催淫性があると信じられ名づけられた。
種小名の nervosus は「脈状の模様がある」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lathyrus nervosus

★南米に咲くスイートピー爽やかな
 ブルーの色で花壇を飾り
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by ryudesuyo4 | 2011-06-23 12:22 | マメ科

洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)

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洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)はバラ科チョウノスケソウ属の落葉小低木である。
カナダ、アラスカ、グリーンランドなどに分布し、草地や砂礫地に生える。
英名はマウンテン・エーベン(Mountain Avens)である。
学名からドリアス・オクトペタラとするところもある。
和名の由来は、日本での発見者である須川長之助にちなむ。
富山県の立山で発見したものを牧野富太郎博士は本種と同一と判断し、和名をつけた。
現在では、日本のものは変種として位置づけられている。
そのため、本種は洋種長之助草(ヨウシュチョウノスケソウ)と呼ばれている。
樹高は5~20センチくらいである。
よく枝分かれをし、地面を這って伸びる。
葉は細長い楕円形で、縁には先が丸いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉脈がへこんで皺のようになる。
葉の裏面には綿毛が密生する。
開花時期は5~6月である。
枝先に1つずつ花径2センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚である。
花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。
花が終わると雌しべの花柱が羽毛状に伸びて、髭のようになる。
この植物はヤンガードリアス(Younger Dryas)という言葉も生んでいる。
紀元前1万年ころにあった最後の寒冷期で、新ドリアス期とも呼ばれるものである。
アルプスの地層から発見された本種の花粉によって寒冷期の存在が明らかになった。
写真は5月と6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
属名の Dryas はギリシャ神話の森の女神「Dryas(ドリアス)」の名からきている。
種小名の octopetala は「花弁が8枚ある」という意味である。
学名:Dryas octopetala

★歴史ある花に出会えた喜びに
 髭を撫でつつしばし興じて
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by ryudesuyo4 | 2011-06-21 10:22 | バラ科

トール・シンクフォイル

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トール・シンクフォイル(tall cinquefoil)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
シンクフォイルはキジムシロの仲間のことである。
学名ではポテンティラ・アルグタとなる。
原産地は北アメリカである。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は直立し、丈夫である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
3~11枚の小葉で1枚の葉が構成される。
小葉は先へいくほど大きくなる。
小葉の形は楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、クリーム色ないし白の5弁花をつける。
花の真ん中には黄色い雄しべが20本以上ある。
萼片は5枚で、緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の arguta は「尖った」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Potentilla arguta

★背の高い姿がどこか面白い
 雉蓆とは思えぬようで
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by ryudesuyo4 | 2011-06-19 14:41 | バラ科

デビッドソン・ペンステモン

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デビッドソン・ペンステモン(Davidson's penstemon)はゴマノハグサ科イワブクロ属(ペンステモン属)の常緑多年草である。
イワブクロ属は北アメリカに200種以上が生育する。
本種はカナダから合衆国にかけて西海岸に分布する。
草丈10~20センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花の色は青ないし青紫色である。
花冠は細長い筒状で、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の davidsonii は植物学者「デビッドソン(J. Davidson)さんの」という意味である。
写真は6月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Penstemon davidsonii

★岩肌を這って広げるテリトリー
 緑なき地に葉を茂らせて
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by ryudesuyo4 | 2011-06-17 14:01 | ゴマノハグサ科