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一つ葉(ヒトツバ)

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一つ葉(ヒトツバ)はウラボシ科ヒトツバ属の常緑シダ類である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山林や岩場の隙間などに生える。
また、庭園の下草などに用いられる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナなどにも分布する。
草丈は20~40センチくらいである。
硬くて長い匍匐茎から柄の長い葉を1枚ずつ疎らに出す。
葉は厚くて硬く、星状毛を密生しているので毛羽だって見える。
形は楕円形で、色は黄緑色である。
乾燥させた葉の部分を生薬で石韋(せきい)といい、泌尿器系の疾患に薬効がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Pyrrosia はギリシャ語の「pyro(炎)」からきている。赤茶けた鱗片の色から名づけられた。
種小名の lingua は「舌」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Pyrrosia lingua


★一つ葉の姿妖しく唾を飲み
 じっと見つめる出合いの一こま
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by ryudesuyo4 | 2012-08-24 16:38 | ウラボシ科

烏来躑躅(ウライツツジ)

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烏来躑躅(ウライツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地は台湾北部の烏来である。
分類上は毛蕊躑躅(ケシベツツジ)の変種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質である。
葉の表面には艶があり、両面に褐色の毛が生える。
開花時期は3~5月である。
淡い紅紫色の小輪を咲かせる。
花冠は5つに裂け、雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lasiostylum は「毛深い花柱の」という意味である。
変種名の kanehirai は植物学者「金平亮三さんの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron lasiostylum var. kanehirai


★謎多い躑躅の由来突き止めて
 ほっと一息にんまり笑顔
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by ryudesuyo4 | 2012-05-25 13:26 | ツツジ科

赤矢地黄(アカヤジオウ)

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赤矢地黄(アカヤジオウ)はゴマノハグサ科ジオウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地は中国や朝鮮半島である。
日本では奈良県で薬用に栽培されている。
橿原市地黄町で盛んに栽培されたことから地名となって残っている。
草丈は15~30センチくらいである。
地下茎は太くて赤褐色をしており、横に這う。
葉は長い楕円形で、根際から生える。
葉の表面には縮緬状の皺があり、全草に毛が密生している。
開花時期は4~6月である。
茎先に淡い紅紫色の花を数個つける。
花冠は鐘状で、先が浅く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
生薬の地黄(じおう)には増血効果があり、古くから輸入されてきた。
属名の Rehmannia はロシア皇帝の侍医だった「レーマン(J. Rehmann)さん」の名からきている。
種小名の glutinosa は「ねばついた」という意味である。
変種名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rehmannia glutinosa var. purpurea


★花の奥紅紫に染め上げて
 赤矢地黄はいたいけに咲き
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by ryudesuyo4 | 2012-05-20 14:42 | ゴマノハグサ科

台湾熊谷草(タイワンクマガイソウ)

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台湾熊谷草(タイワンクマガイソウ)はラン科アツモリソウ属の多年草である。
原産地は台湾で、山地の林の中に生える。
日本に自生する熊谷草(クマガイソウ)の近縁種である。
ただし、自生地は乱穫のためほぼ絶滅状態だという。
日本では、国内で栄養繁殖されたものが流通している。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は大きな扇形で、向かい合わせに2枚つく。
熊谷草(クマガイソウ)よりも葉の先が尖る。
開花時期は4~5月である。
葉の間から花茎を出し、茎先に淡い桃色の花を1輪下向きにつける。
袋を下げたような花の大きさは10センチくらいある。
熊谷草(クマガイソウ)との違いは、萼片も側花弁も白いことである。
属名の Cypripedium はギリシャ語の「Cypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)」からきている。唇弁が大きく前へ突出して袋状となっているのを婦人用のスリッパにたとえた。
種小名の formosanum は「台湾の」という意味である。
写真は4月に箱根強羅公園の山野草展で撮った。
学名:Cypripedium formosanum


★台湾によく似た花がある不思議
 感じつ違いの訳を知りたく
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by ryudesuyo4 | 2012-05-19 16:22 | ラン科

毛蕊躑躅(ケシベツツジ)

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毛蕊躑躅(ケシベツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
台湾の固有種である。
標高500~2650メートルの山地に生える。
中国名は「毛花柱杜鵑」である。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
花の色は淡い紅紫色で、小輪だがたくさんの花がつく。
花冠は5つに裂け、上部の裂片の内側には濃い紅紫色の斑が入る。
特徴は雄しべが5本で、その花柱に毛が生えることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の lasiostylum は「毛深い花柱の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron lasiostylum


★小さいがピンクの花が山と咲く
 毛蕊躑躅は自然のままに
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by ryudesuyo4 | 2012-05-14 14:14 | ツツジ科

志佳陽躑躅(シカヨウツツジ)

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志佳陽躑躅(シカヨウツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
台湾の固有種である。
志佳陽大山という南部の内陸にある3000メートル級の山に分布する。
葉は小さな楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3~4月である。
花は淡い紅紫色の小輪である。
花冠は5つに裂け、上部の裂片の内側には濃い紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の sikayotaizanensis は「志佳陽大山の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron sikayotaizanensis


★台湾の奥山深く咲くという
 花は優しい志佳陽躑躅
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by ryudesuyo4 | 2012-04-20 15:22 | ツツジ科

浜棗(ハマナツメ)

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浜棗(ハマナツメ)はクロウメモドキ科ハマナツメ属の落葉低木である。
本州の静岡県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの湿地や海跡湖周辺に生える。
海外では、台湾、済州島、中国、インドシナ半島などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は長さ5センチくらいの卵形で、互い違いに生える(互生)。
つけ根から伸びる3本の葉脈が目立つ。
幼木の葉のつけ根には托葉(葉のつけ根にある付属体)の変化した鋭い棘がある。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に短い集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い緑色の小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで五角形をしている。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは1本、雌しべも1本である。
実は倒円錐形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、縁は広い翼状となって浅く3つに裂ける。
種子が海流に乗って運ばれる海流散布植物である。
中国名は「馬甲子」といい、根を薬用とする。
咽頭痛やリウマチに薬効がある。
属名の Paliurus はギリシャ語の「paliouros(利尿の)」からきている。
種小名の ramosissimus は「枝分かれの多い」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Paliurus ramosissimus

★海流に乗ってはるばる旅すれば
 世界は一つ浜棗の木
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by ryudesuyo4 | 2011-07-23 16:41 | クロウメモドキ科

竹島百合(タケシマユリ)

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竹島百合(タケシマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は韓国の鬱陵島(うつりょうとう・ウルルンド)である。
旧日本名を磯竹島ないし竹島という。
この島は、日本の領土であり韓国との領土問題が存在する竹島とは異なる。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は車百合(クルマユリ)に似て車輪状につくが、本種は2~3段につく。
開花時期は6~7月である。
1つの花茎に5輪から10輪くらいの花をやや下向きにつける。
花径は5センチくらいで、花の色は黄橙色である。
花被片は6枚でやや分厚く、反り返る。
花被片には赤褐色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の hansonii はアメリカの園芸家「ハンソン(P. Hanson)さんの」という意味である。
学名:Lilium hansonii

★過ぎ越しき時代の翳を忍ばせつ
 竹島百合は北国に咲き
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by ryudesuyo4 | 2011-07-14 13:51 | ユリ科

蝦夷大葉子(エゾオオバコ)

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蝦夷大葉子(エゾオオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
北方領土を含む北海道の全土と本州から九州の北部にかけて日本海側に分布し、海岸の砂地や低草地などに生える。
海外では、朝鮮半島やサハリン、カムチャツカなどにも分布する。
和名の由来は、北海道で多く見られることからきている。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は細長い楕円形ないし幅の広い卵形で、先が尖る。
葉にも茎にも白い軟毛が密生している。
花茎は斜上するものが多い。
開花時期は5~7月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をつける。
花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。
属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。
種小名の camtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
上の写真は6月に富山県の氷見海浜植物園で撮った。
下の写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Plantago camtschatica

★背は低く柔らかな毛にくるまれて
 蝦夷大葉子は海が大好き
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by ryudesuyo4 | 2011-07-03 08:14 | オオバコ科

横倉の木(ヨコグラノキ)

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横倉の木(ヨコグラノキ)はクロウメモドキ科ヨコグラノキ属の落葉高木である。
1属1種である。
ただし、クマヤナギ属に含める考え方もある。
和名の由来は、高知県の横倉山で最初に発見されたことからきている。
牧野富太郎博士によって発見され、命名された。
本州の宮城県・新潟県から九州にかけて点在し、石灰岩地帯などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
片側に2枚ずつつくのが特徴である。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色の花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、橙色から暗い赤色に熟する。
属名の Berchemiella は「Berchemia(クマヤナギ属)」の縮小形で、フランス人の植物学者「ベルシェム(M. Berchem)さん」の名からきている。
種小名の berchemiifolia は「クマヤナギ属(Berchemia)のような葉の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
実の写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Berchemiella berchemiifolia

★ローカルな名前が醸す雰囲気に
 なぜか安らぐ横倉の木は
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by ryudesuyo4 | 2011-06-12 12:13 | クロウメモドキ科